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1999/3〜 



待ち合わせ

2/25up!

山本くんが言っていました。
「アイメイトどうしの待ち合わせは楽でいいよ。」と。(^^)

目が不自由な人同士の場合、目印というのが使えないので音が頼りになります。
白杖のコツコツという音で、一方が気付いてあげるのだそうです。
あとは、最近では携帯電話などの利用でしょうか?
ところが、KEIRUと一緒で、他のアイメイト&ユーザーに会う場合は、
KEIRUがアイメイトを見つけて行こうとするそうです。
また、相手のアイメイトもKEIRUを意識してくれたりする事で、お互いが
「あ、いるな!」とわかるのだそうです。
仲人さんみたいなアイメイトたちですね。(^-^)

それから、先日山本くん&KEIRUが我家に遊びに来た時のこと。
駅まで迎えに行きました。改札の前で山本くんたちの到着を待っていると、
KEIRUのガイドで山本くんが登場!(^-^)
「お。来た来た。」と、出ようとする改札の真正面の20メートルくらい先に
立っていると、山本くんたちは精算するために駅員さんのいる改札に
移動していきました。
私も同じ様に移動して、やはり20メートルくらい先で見守っていました。
20メートル先のKEIRU。「気付かないかなぁ〜?」と思っていると、
KEIRUが気付いたのがわかりました。(^-^)
シッポが左右に振れていましたし、顔を上げたり下げたりして、こちらの
様子を探っているみたいです。(笑)
かけだしの頃のKEIRUだったら、その時点で歩き出していた事でしょう。
ですが、今回のKEIRUは山本くんの精算が終わるまで「行きたい!」という
気持ちを抑えていました。
精算が終わって「ゴー!」と言われて、やっとKEIRUは私の方に一直線に
歩み寄ってきました。
「KEIRU、偉いぞ。良く我慢できる様になったね。」




新宿KEIRU(何だそりゃ?)

2/20up!

新宿KEIRUって、KEIRUが新宿者になったとかそういう訳ではありません。(笑)
ただ、書きたかったのです。(ゴメンナサイ。)

山本くんと、久々に休みが合ったので新宿に行きました。
パソコンショップに行きたいと言うので、西口方面に向かいました。
新宿と言えば、乗降客数が多い事でも有名ですよね。昼間とは言え、すごい人です。
特にパソコン売り場みたいに人が多く、商品を探しながら歩きたい場合、
いつものように、KEIRUと山本くんの後ろを歩いていたのでは話になりません。
私がKEIRUたちの前を歩いて、山本くんがフォローしなさいというコマンドを
出すという形になります。
以前、ディズニーランドでフォローが出来なかった事もあり、こういう地道な
訓練も必要かなぁ・・・なんて思ったりします。

それで、今回書きたかったのは、コマンドというよりもKEIRUの
可愛いかった事です。(*^-^*)
前を歩いていると、山本くんに指示されながらも、私の姿を確認して
付いて来ようとしているのがわかります。
「よしよし、付いてきているな。」と、こちらも確認します。
一生懸命、一人と一頭で歩いてくる姿は、それだけでも微笑ましいものです。
ところが、あまりにも人が多いので、KEIRUの目の前から私の姿が見えなく
なったり見失ったりする事が出てきます。
キョロキョロして、「あれ?どこ行った?」と捜しているのが
わかります。(^-^)
そして、しばらくキョロキョロした後に、見つけると「あ、いたぁ!」と
何とも言えない顔をするのです。
その顔の可愛いこと可愛いこと・・・。(・_・、)
その顔見たさに、わざと隠れてしまおうかと思うくらいでした。(笑)

一般的に、盲導犬を他の人が誘導するのは良くないとされています。
ですが、この様に必要な場面がたびたび出てきているのが現状です。
ですから、最小限の配慮としてKEIRUを呼びつけるという様な見え見えな誘導は
避けているつもりです。
山本くんが「桃」の後を付いて行きなさいと指示したから付いていくのだと
KEIRUに思ってもらえる様に・・・。




携帯電話

2/14up!

KEIRUは歩いている時に携帯電話が鳴ると立ち止まるのだそうです。
いつも、山本くんが立ち止まって話すから、「止まるもの」だと
彼なりに認識したのでしょうね。
山本くんよりも先に音に気付いて立ち止まったりするそうです。

山本くんの自宅に電話をして、その電話が携帯電話に転送されると
「あ、外出中なんだな。」と思うのと同時に、「携帯電話の向こうには
KEIRUも居るんだ。(^-^)」と思う様になりました。
携帯電話に耳を傾ける山本くんが居て、その傍らにはいつもKEIRUが居る。
そう考えるだけでとっても楽しくなってしまうのです。
盲導犬ユーザーの携帯電話の向こうには、盲導犬がいるんですよっ!
みなさんも、もし、そういうチャンスがあったら、思い出してみてくださいね。
きっと楽しくなれますから。(^_-)-☆




同じ名前

2/6up!

現在活躍中のアイメイトに、私の本名とほぼ同じ名前の女の子が
いるんです。(^-^)
人間で同じ名前の人と実際に会った事がなかったので、相手がワンコで
あっても、とっても嬉しかったのでした。(笑)

先日、駒沢公園にワンワン・ウォッチングに出かけました。
たくさんのワンコがいて、「そうかそうか」と満足して、さて帰ろうかと
思っている時に「○○ちゃ〜ん!○○ちゃ〜ん!」と呼ぶ声が。
その○○ってのは、私の本名だったのですが、自分が呼ばれている意識は
全然ありませんでした。ワンコの名前だろうと思っていて深く意識をして
いなかったのでした。
しかし、はっと気付いたら、OLだった頃の先輩が紛れもなく私を呼んで
いたのです。
考えてみたら、最近の私ってネットの世界に浸ってばかり。
ハンドルネームで呼ばれる事の方が多くなっていたんですね。(笑)

いつか、アイメイトの同じ名前のワンコと会うのが、ちょっとした
夢だったりしています。
会えるかなぁ〜。(*^-^*)




目撃

2/2up!

山本くん宅に、ネット仲間が集まっている時に一本の電話が入り
ました。 その電話は、アイメイト協会からのものでした。
山本くんが信号無視をしていて危ないと、ご近所から通報が
あったという内容でした。
それに対して、山本くんは、承知の上で横断していると答えていました。
つまり、視覚障害者の横断の方法は、信号機ではなく、車が自分に対して
どう流れているかなどで判断して渡るのですから、車が走っていないと
信号が赤なのか青なのかわからないのです。
わからない信号をいつまでも待っていた所で、横断はできません。
ですから、自分なりに安全確認をして渡るしか方法がないのです。

ネット仲間は、「見ていて危ないと思ったら、赤だって教えてやれば
いいのに。」とか「犬が信号をわかると思っているのでは?」などと
的確な意見を言いました。
私もそう思いました。
通報するよりも、声をかける優しさを持って欲しいです。
宇宙人じゃないんですから、言葉も通じます。

世の中が複雑になって、嘘の情報やら、詐欺まがいの事が横行しています。
物騒になったとか、イヤな時代になったという言葉を使って片付けてしまう
自分がいます。
でも、今回の事を通して思いました。
本当に必要な事が何なのかを考えて行動したいなぁと。




お元気でね!

1/25up!

山本くんと、よく行っていたラーメン屋さんがありました。
昨年の11/5の「あれこれ」で書いた、最初は盲導犬連れに渋い顔を
していたお店でもありました。

そこは、決して繁盛していなくて、行くと必ず座れました。
結構好きな味だったので、私たちにとっては穴場的なお店だったのです。
ギョーザやチャーハンは保証できるくらい美味でした。
ただ、難点がありました。ラーメンの味が定まらないのです。
美味しい時は、とても美味しくて私にとっては『日本一のラーメン』に
なるのですが、時にハズレもあったのです。
山本くんと話していたのですが、美味しいけど、ここまでムラがあったら、
他の人には紹介できないと・・・。
私たちの間では、それが楽しみになって「今日はアタリかなぁ〜。」と
ちょっとしたスリルを味わったりもしていましたが。

最初にKEIRUと行った時には、怪訝そうだったご主人や、店員さんも
回を重ねる度に「おりこうだね〜。」とにこやかに対応してくださる様に
なっていました。
ムラのあるラーメンが許せるのも、そんな心のやりとりがあったからかも
しれません。
山本くんはチャーハンが特に気に入ったらしく、ご主人に「美味しいですねー。」と
話した事もあったそうでした。
その後で、私が一緒にいた時に、二人でチャーハンを頼んだ時の嬉しそうな
ご主人の顔が忘れられません。
ところが、それがそのお店に行った最後になりました。

昨年の12月に、山本くんと訪れてみましたが、定休日でもないのに
お店が閉められていました。貼紙もしてありません。
かすかな不安が脳裏を横切りましたが、「また来てみようね。」と
お店を後にしました。
何日かして、山本くんはKEIRUと二人で再度行ってみたのだそうです。
KEIRUに「ゴー。ドア。」と指示を出して入ろうとすると、小さな子供の
声がして「そこはうちだよ。」と。
山本くんは「ここはラーメン屋さん?」って聞くと、「ちがうよ。ラーメン
屋さんは隣なの。でも、もうダメなの・・・。」と教えてくれたそうです。
きっと、その子のご両親がそう話していたのを聞いていたのでしょう。
ラーメン屋さんは、完全なる閉店をしていたのでした。(;_;)

KEIRUの理解者になってくれて、時に日本一のラーメンを食べさせてくれる
あのご主人は今ごろどうしているのでしょう?
また、中華鍋を片手にがんばっていてくれたらいいのにと願ってやみません。




一緒に捜そう!(今度は『捜索犬KEIRU』)

1/21up!

視覚障害者の方にとって、捜し物は苦手みたいです。
見つけるための情報として、目を使わないで、他の道具を使う事に
なります。例えば、人に聞くという口、音を確かめる耳、手で探って
みるなどなど・・・。つまり、捜し物は目を使わなくても出来るのですが、
ちょっと時間がかかってしまうということですね。
歩いている途中で落し物をして、他の人が近くにいない場合などは、
聞く事が出来ないという問題が生じる事もあります。

では、アイメイトの場合はどうでしょう?(^^)
KEIRUは既に「フェッチ」というコマンドで落し物などを捜して拾うという
訓練がされていました。
山本くんから「フェッチ」と言われると、下を向いて、キョロキョロと
何かを捜そうとします。
例えば、知っている単語を付けて「○○、フェッチ」と言われたら、
その○○を捜すのでしょうけれど、ただの「フェッチ」の場合は、
何を捜せばいいのかをKEIRUなりに考える様です。
これが、とっても、可愛いいんですよっ!(;o;)
手当りしだい、くわえられそうなものをくわえて運んできます。
チェーンがつながっていて届かない所にあるものの場合は、前足で、
ガリガリ引き寄せて取ろうとします。ビデオのケースだったり、肩叩き用の
トンカチだったりと、その拾い物は想像を絶する可愛いさがあります。
KEIRUも、捜し物はゲームみたいに思っているらしく、シッポブンブンの
乗り乗りモードになります。(笑)

さて、お遊びを兼ねた練習ではなく、本当に捜し物を頼んだ時の話に
うつりますね。(^-^)
山本くんは、家の前で、白杖を転がしてしまい、KEIRUに捜索願いを
出しました。KEIRUは、すぐに白杖を捜し当て、くわえて運んできた
そうです。でも、山本くんの杖って、長いんですよ・・・。
KEIRUは一生懸命、その長い杖を運んで来たそうです。(^-^)
山本くんは、運んで来てくれたのも嬉しかったのですが、長い杖を
一生懸命運ぼうとするKEIRUが可愛いくて仕方なかったみたいです。

また、別の捜索願いが出されました。
今度は、KEIRUのワンツー用のベルトを、家の隣の駐車場で使用後、部屋に
戻ったら無かったための依頼でした。
「多分、あるだろう。」と睨んだ場所にKEIRUを連れて行きました。
KEIRUに「フェッチ」のコマンドが出されました。
KEIRUは、またまたがんばって、捜しはじめたそうです。
そして、運んで来たものは・・・。
なんと「落ち葉」です!(=^0^=)
山本くんは、そんなKEIRUが、またまた愛しくなったそうです。
KEIRUの何度かの捜索活動空しく、駐車場では発見できませんでした。
そして、諦めて、家に入ろうとした時、何やらチャリンという音が・・・。
「ん?もしや?」と思って、再び「フェッチ」のコマンドが発令されました。
すると、KEIRUは、ワンツー用のベルトをくわえて来たのでした。(^^)

その後、山本くんは手袋を落としました。
気付いたのが、その場所を離れてしばらくしてからの事だったので、
手袋の捜索は空振りに終わったそうです。
どこかのHPで、他のアイメイトユーザーさんが、落とした手袋を自分では
気付かなかったのに、アイメイトが拾って、ずーっとレトリーブしてくれて
いたという手記を書かれていました。
KEIRUにもそんな日が来るのでしょうか?




もしも・・・

1/18up!

盲導犬が迷子になったら・・・。
という話を、山本くんと同じアイメイトユーザー仲間のみかんちゃんが
話していたそうです。

よく、置き去りにされたワンコが、飼い主を求めて冒険をしながら
帰ってきたという映画や、実話がありますよね。
それが、盲導犬だったら、どうなるだろう?という話だったようです。

みかんちゃんは、「レベッカちゃん(みかんちゃんのアイメイト)だったら
電車に乗って帰ってくるだろうなぁ〜。」と言ったそうです。(^-^)

うんうん。きっと、そうだと思います。
特に、みかんちゃんたちの様に、仕事でいつも同じ場所に通っている様な
盲導犬だったら、ぜったい電車を使うでしょうね。
いつもと同じ電車の同じ車両に乗って、いつもの駅で降りて、改札を出ようと
するでしょうね。(^-^)
KEIRUは、いつもは自宅にいて、毎回違うお出かけなので、レベッカちゃん
みたいには行かないかもしれませんけどね。

この話をすると、みんなが試してみたいね。(^^)と言います。
でも、試すことはないでしょうね。
この話を聞いた人の夢の中のおはなしとして、しまっておいてください。(*^-^*)




こたつ犬KEIRU

1/6/'99up!

お正月で実家に帰っている山本くん&KEIRUに会いに行きました。(^-^)
「こんばんは〜!」と大きな声で二人の居る部屋に入っていきました。
山本くんは「何だぁ〜?びっくりしたなぁ。」とつれないお言葉。
そして、KEIRUは・・・?
姿が見えないんですよ。いつものKEIRUだったら、お客様の足音を誰よりも
先に聞きつけて「うわぁ〜い!うわぁ〜い!」と跳ね上がる所なのに
その夜はいないのです。
「あれ?KEIRUは?」と尋ねると、バサバサッとこたつ布団をかきわけて
出てきました。暖かくなったKEIRUです。(^_^;)
「ど、どうしたのよ!?」と聞くと、山本くんは「うん・・・。こたつが
気に入ってしまったみたい。」と教えてくれました。

KEIRUは、最初はこたつの横に用意されたKEIRU用のベッドで横たわって
いたそうです。しかし、そのうちに「こたつ」の存在に気付いてしまい、
後ろ足を入れ出したそうです。そして、次第に頭まで入り込むまでに
こたつ好きになってしまったみたいなのでした。
私が行った時には、すっぽり入りこんでいて外の音がまったく聞こえなくて、
気付かなかった様です。
山本くん実家のこたつは掘りごたつです。
長方形で大きめではありますが、いくら何でも、ずーっと入っていたら
息苦しくなると思うのですが、KEIRUはずーっと入っています。
猫は良く聞きますが、犬もそういうものなんですか?(^_^;)

KEIRUは山本くんから「ダウン!」と言われると、歩伏前進して
頭からこたつに入っていきます。
時に上半身だけ入ってみたり、鼻先だけ外に出してみたり、すっぽり
入り込んでしまったりと、こたつ愛好家を絵に書いた様で笑えました。
でも、体には良くないと思うので、ほどほどにしなさいね。>KEIRU
(こたつ犬KEIRUの写真は「KEIRU写真館」にて公開予定。)



KEIRUの表現法

12/22up!

ご飯を食べに行こうと、山本くんとKEIRUと私で歩いていました。
家から200メートルくらい過ぎた頃でしょうか、KEIRUが止まりました。
「あれ?何か(障害物)があった?」と聞く山本くん。
「ううん。無いよ。」と答える私。
「KEIRU、ゴー。」と声をかけ進み出しますが、また止まります。
何度か同じ事を繰り返しました。
「いったい、どうしたんだろう?」
いつもなら、そんな所で止まる事はありません。でも、KEIRUは何かを
言いたそうに見えます。山本くんの右後ろに歩く私の顔を覗き込んでみたり、
山本くんの顔を下から見上げてみたり。
体も上半身を山本くんの前に曲げて止まってしまいます。
これは、何かあるのに違いありません。

歩くのを中断し、KEIRUの体を調べてみる事にしました。
すると、ハーネスの付け方が間違っていたのです。(^_^;)
これでは、足が当ってしまって歩きにくいはずなのです。
「そうか、そうか、ごめんね。」
山本くんは、ひたすらKEIRUに謝っていました。
KEIRUは、その後はいつもの元気な足取りでスタスタ歩いて行きました。

盲導犬と言っても、個性がいろいろあって、表現法もさまざまみたいですね。
同じアイメイトのセレスちゃんは、セレスさんの肘をツンツンするみたい
ですね。
KEIRUの場合は、最初は止まったりして表現し、それでも気付いてあげられ
なかったら、ディズニーランドでしたみたいに飛びついてしまうのかなぁ??
セレスちゃんの様に、ツンツンをする日は来るのでしょうか?(^-^)
新米KEIRUの今後が楽しみです。




3度目のTDL(その3)

12/3up!

「魅惑のチキルーム」のアトラクションを待っている時の事でした。
キャストのお姉さんに、3人+KEIRUの記念写真を撮っていただいたり
していました。
そこには、他のお客様もたくさん入っていました。

いつもと同じ様に、待っていたはずなのに、KEIRUが急に立ち上がって、
座っている山本くんにとびついてきました。
またまた、びっくりでした。
KEIRUはかなり大きいですし、それでなくても皆の注目を浴びている所に
ハーネスをつけたKEIRUがとびつくのですから、周囲も唖然としています。
「ノー!」と叱っても、何度も何度も繰り返しました。
山本くんの隣に座っている、こじゅちゃんにも前足でツンツンしています。(^_^;)
何度となくKEIRUに同行してきましたが、こんな事は今までにありませんでした。
KEIRUがどうしたのか、まったくわかりませんでした。
しばらくして、チキルームが開場となり、私たちは席に案内されました。
中はとても暖かかったので、私はウトウトしそうでしたが、KEIRUはまだ落ち着いて
いない様です。
そして、ショーの途中で、また立ち上がって山本くんにとびついてしまったのです。
ワンはした後でしたし、ツーも朝から2回もしてました。
もしかして、甘えだろうか?よくない甘えが芽生えてしまったのだろうか?
ブルーな気持ちでショー会場を後にしました。

「どうしちゃったんだろうね?」と山本くんと話し、まさか、
「ワンツーじゃないよね?」と私が口にした時です。
KEIRUは、「そうだよ!そうなんだよ!」と言うかの様に
シッポをブンブン回しました。
「そうだったのかぁ〜!?(@.*)」と私たち。
KEIRUは、その後、ワンを少々、ツーをそこそこにしました。
はぁ〜。ツーを3回もするなんて・・・。
ここで、「いつもはこうだから」という論理が通用しない事に気付きました。
生き物ですから当然の事ですよね。
人間だって、何度もトイレに行く日があったりしますものね。
またまた、KEIRUに悪い事をしたようで、申し訳なかったです。

待っていることが退屈で、我慢できずにとびついたのではありませんでした。
ツーをめいっぱい我慢していたのに、どうしようもなく、ボディランゲージを
試みたのでしょう。
『盲導犬だったら我慢して然り』とお考えの方がいるかもしれませんが、
KEIRUがストレスを感じながら仕事をするのでは、私としては悲しい気がします。
それは山本くんも同じでしょう。
今回の事で、またひとつ絆の深まった二人なのではないでしょうか?

又、ディズニーランドは、夢の国で楽しい所です。
KEIRUは3度も来ましたが、毎回毎回いろいろな事があります。
社会を縮小したような世界なだけに、KEIRUや私たちにとって勉強になることや
考えさせられる事がたくさん起こります。
日常に戻っても、きっと、役に立っていくことでしょう。(^o^)

それから、余談ですが、今回パレード見物に備えて2つのグッズを
持参しました。
両方ともアウトドアグッズで、ひとつは、3つ折になる座布団(スポンジにアルミが
貼ってある)と、断熱のアルミシート(体を巻く)です。
どちらも、軽くて量張らない上にとても暖かいです。
値段も高くないので、『ぜったいのお薦め品』です。
これから行こうと思っている方、ぜひお試しあれ!(^_-)-☆




3度目のTDL(その2)

12/1up!

以前までは、KEIRUのワンツーは、バックヤードに行ってさせていました。
カストーディアルさんが、ちり一つない様にお掃除させている場所に
ワンツーをさせる訳にはいかなかったからです。
KEIRUにワンツーをさせたいと思ったら、まずカストーディアルさんや
他のキャストにその旨を伝えます。
すると、カストーディアルさんがバックヤードまで連れていってくれます。
ある時には、ヤード口までが遠く、延々と歩いて連れていってもらわなければ
ならない事もしばしばでした。
また、バックヤードで、カストーディアルさんにワンツーの説明をしなければ
ならないこともありました。

しかし、今回からはその必要がなくなったのです。
前述のビニールバッグでさせる方法によって、人目のつかない場所に
連れていきさえすれば、パーク内を汚さないでさせる事ができるからです。
また、車イス用のトイレも穴場でした。
スペースが広いので、KEIRUにワンツーと言いながら回す事も可能です。
周りの人を気にしなくても済みます。
「うん。これは使える!」そう思いました。v(^o^)

その日は、とてもお天気が良く、パレードは予定通り行われました。
子供連れに混ざって、犬連れで道の脇にシートを敷き、パレードがやって
くるのを待っていました。
KEIRUは全然落ち着いていません。狭くて体の持って行き場がなかったので
しょうか?それとも、パラパラ落ちているポップコーンが気になっていたので
しょうか?
すぐに立ち上がっては、山本くんに叱られていました。
しばらくして、パレードがやってきました♪
私は、こじゅちゃんと盛り上がっていました。o(^-^)o
そして、ふと、KEIRUの方を振り帰ってみると・・・。
な、なんと、KEIRUは山本くんの膝の上に座っているのです。
大きな赤ちゃんですねぇ。(^_^;)
甘えん坊の虫がKEIRUの心を占領していたようです。
(つづく)