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1998/12〜1999/2 



3度目のTDL(その1)

11/30up!

3度目のTDL(ディズニーランド)にやってきました。
今回は、山本くん&KEIRU、お友達のこじゅちゃんと桃の3人+1頭で
やってきました。(^-^)
TDLが2回目という、こじゅちゃんに、めいっぱい楽しんでもらいたいと
山本くんと私は作戦を練っていました。
KEIRUは3回目ですから、こじゅちゃんよりも先輩って訳です。

朝一番で入場して、さあ!夜のレストランを予約しよう!と
急ぎ足でパーク内を移動していた時のことです。
KEIRUがいきなり止まったのです。3人が「ん?」と思っていると、
いきなりツーをしてしまいました。
ちょっとびっくりしました。山本くんもびっくりしていました。
でも、よーく考えてみたら、私たちがいけなかったのです。
KEIRUにツーの機会を与えていなかったのです。
昨夜、桃の家に泊まったKEIRUは、深夜12時近くに大量のツーをしました。
それ以来、ご飯を食べさせていなかったので、ワンはしても、ツーは
しないだろうと、高を括っていたのです。
朝、ワンをしていたので、予約が済んだ時点で、もう一度ワンをさせようと
思ってはいたのですが、ツーはしないと決め付けていた所がありました。
(朝の時点でも、ツーはしませんでした。)

入場する列に並んでいる際に、列の流れに従って進む練習をしていました。
協会の訓練には、そういう種類の訓練がなかったので、たとえばタクシーを
待つ列などに入っても、うまく前の人の後に従って進む事が出来ず、
いつの間にか、列から取り残されてしまうことがあります。
今回のTDLでも、私がチケットを買いに行っている間に、列に入っていた
はずのKEIRUたちは、ずーっと後ろで列から外れた所にいました。
周りに親切な方がいらっしゃると、「進みましたよ。」と教えていただける
のですが、そうでないと、今回みたいな事になってしまいます。
KEIRUが、列の進んだ事に気付いてくれたら、どんなにいいでしょう。
KEIRUに「フォロー」という言葉を覚えさせようと、進む度に「フォロー」と
連呼していました。その時のKEIRUは、すぐに前の人よりも前に進みたがって
いました。後で思うと、KEIRUはツーをしたかったので、少しでも前に
行きたかったのでしょうが、私たちは、フォローのコマンドがわかって
いないぐらいにしか考えてあげられませんでした。
『KEIRU、ごめんなさい。(;_;)』
(つづく)



KEIRUが泊まりに来た!(その2)o(^-^)o

11/27up!

今回のKEIRUのお泊まりには、ある課題がありました。
それは、「ワンツー」のさせ方です。
KEIRUはずーっと協会の指導の通り、外でワンツーをしていました。
させる事のできない場合は、我慢を強いらなけばなりませんでした。
夏に行ったアメリカ旅行では、そのために、KEIRUも山本くんも心に大きな
傷を作ってしまいました。(詳しくはアメリカ旅行記をご参照のこと)
山本くんは、「どうにかできないかなぁ〜。」とずーっと考えていたのです。

アメリカから帰って1ヵ月くらい経過したある日、思いがけない事が
起こりました。
それは、KEIRUのワンツーを家の中でしてくれないか?という近隣からの
お願いでした。その方は犬が嫌いな方で、ずーっと我慢してきたというのです。
山本くんも迷惑をかけない様に気をつけてきたつもりでしたが、ワンツーを
させれば毛もとびます。
水で流しても、オシッコを含んだ水はその場にとどまってはくれません。
盲導犬の場合、パートナーの出かける先に同行しますから、その先で
ワンツーをさせる事になります。決まったシートの上や箱にさせるという
訳にはいかないのです。
人間で考えればよくわかります。出かける先に自宅のトイレを持って行く
なんて不可能ですよね。
盲導犬を使っているみなさんは、ワンツーの事でかなり悩んでいます。
自宅の敷地でさえも、クレームが来てしまうのですから、集合住宅に
暮らしていらっしゃるユーザーさんのご苦労を考えると、とても辛く
なります。

今回の近隣の方からのお願いの際には、私がたまたま遊びに行っていた
時でもあったので、盲導犬の事情をお話し、理解を示していただいています。
しかし、悩んでいると言われてしまえば、今まで通りになんて出来ないのが
人情ってもんですよね。
アメリカの件と、今回の件で、山本くんは決意しました。
他の盲導犬協会でしているという、ビニールバッグにさせる方法を試す事です。
いろいろ試行錯誤をし、KEIRUはビニールバッグでも出来る様になりました。
特にツーは、拾うのが大変でしたが、その心配もなくなりました。
直接、袋がキャッチしてくれるからです。
外出先の場合、ワンの袋には凝固剤を入れておくことで、こぼさずに処理できます。
場所を選ばなくてもいい。(どこでもいいという訳ではありませんよ。)
誰かに探してもらわなくてもいい。という精神的な解放が、
何よりも大きい収穫かもしれませんね。

そして、今回は、ビニールでのワンツーを開始してから初めての外泊でした。
以前でしたら、集合住宅でもある桃の家の敷地内ではワンツーさせる
訳には行きませんでしたから、毎回、離れた所に連れて行かなければ
ならなかったでしょう。
ところが、今回は、ベランダでさせる事ができました。
全く汚れませんし、わざわざ遠くまで行かないで済むのは、とっても
便利でした。
これなら、ホテルなどに泊まっても、ベランダを活用できるので、
絶対にいいと思いました。
アイメイト協会も、ぜひ、この方法を取り入れて欲しいです。(^-^)




KEIRUが泊まりに来た!(その1)o(^-^)o

11/26up!

KEIRUが泊まりに来る事が決まり、寝場所はどこにしよう?など
ウキウキしながら準備をしました。
結局、人間用のビーズソファ(本皮)を貸し出すことに決めました。
気に入ってくれるかな?(^-^)

山本くんの仕事の都合で、KEIRUが我家に到着したのは10時過ぎでした。
来たのは2度目でしたから、前よりもいくぶん慣れている様子です。
到着すると、すぐにベッドへ行きなさいと山本くんから指示が出ました。
KEIRUは「え?どこ?」とキョロキョロしてましたが、私が「ここよ。」と
教えてあげたら、用意してあったベッドに、腰を落としました。
でも、いつもと違う寝心地です。それに周りも気になるし。と、
鼻をつき上げてクンクンかぎまわっています。
「そんなにクサイ?」と私。(笑)
なんだかソワソワし、どうしてここに居るのかが理解できないみたいです。
しばらくして山本くんがそばにやって来ました。
KEIRUの横たわるベッドを枕にして、山本くんも横になりました。
すると、さっきまでのソワソワがウソの様です。KEIRUはあっという間に
眠りについたのです。
KEIRUにとっての魔法の薬は安心なんですね。(^-^)

そうこうしているうちに、桃旦那が帰ってきました。
KEIRUはとび起きて、旦那にとびついて行きました。
フェイントをかけてとびついたりしています。
どうやらヤンチャKEIRUまで目覚めてしまったようです。(^_^;)

桃旦那も、いつもならダイニングテーブルでビールを飲むのに、
今夜はKEIRUの傍らにいます。
KEIRUに何やら話しかけたりしています。(笑)

夜も更けてきましたし、翌日は早朝からTDLに向けて出発する事に
なっていましたから、山本くんにはお風呂に入ってもらうことにしました。
残されたKEIRUがどんな行動に出るのかちょっと楽しみでした。
(以前の来訪の時にパニック事件があったので。)
山本くんはお風呂に行きました。
KEIRUは心配そうな表情をして後ろ姿を見送りました。
1分くらいすると、パッととび起き、お風呂の方に歩いていきました。
お風呂のドアは閉まっています。
KEIRUは諦めて戻ってきましたが、旦那のいたキッチンを覗きに行ってみたりと
やはり捜索活動がはじまってしまったみたいです。
お風呂にいる事はわかっている様です。だけど、探したくなっちゃう。KEIRUくん。
またお風呂のドアの前に行きました。しばらくたたずんだりしています。
そして、リビングのドアを閉めると、心細そうにこちらを見て、
開けるとリビングに戻ってきました。
ドアを閉めておくと、今度は、お風呂の方に行きたそうにしていたりと、
KEIRUの心は心配が占領しています。
でも、以前の時の様なパニックにはなってはいません、私たちの言葉に
耳を傾けている様には思われました。
(この捜索中の写真は、後日、写真館にて公開予定。)
山本くんがお風呂から戻ると、ホッとして再びベッドへ戻りました。
ところが、山本くんが自分の荷物の整理をしはじめると、シッポをブンブン回して
喜んでいます。どうやら「帰れる!」と思ったのでしょう。
「そんなに帰りたいのぉ〜?」と私。(^_^;)
(つづく)




そんなKEIRUが好き!(*^-^*)

11/13up!

KEIRUの診てもらっている獣医さんは、KEIRUの小さい頃からお世話に
なっている獣医さんでした。(最近になって発覚)
小さい頃のKEIRUを知っていて、いいなぁ〜。と羨ましい桃でございました。

ある日、山本くんとKEIRUが診てもらいに行った時に、その獣医さんが
こう言ったそうです。
「KEIRUは、ぜったい盲導犬になれないと思ってた。でも、ハーネスを
付けるとキリッとするんだよな。(^-^)」と。
やっぱり、そうだったのかぁ〜〜。(^_^;)
日頃のKEIRUを見ていると、ヤンチャで元気いっぱいだから、盲導犬って
みんな家ではこうなのかしら?と思っていたのです。
家では元気だという話を他のユーザーさんからも聞く様になって、「そっか
KEIRUだけじゃないんだ。」と納得したりもしてました。
なのに、今回、その説をひっくり返す新証言が出てしまったんですよねぇ。
アイメイトを数多く、長年に渡って見守り続けている獣医さんの『ぜったい
なれないと思った。』という言葉には重みがありますね。(笑)
そう言えば、小さい頃のKEIRUを知る人たちは、皆そろって元気良かった。と
言っていたっけ。
いい子だったと聞いた事はあったけど、おとなしかったとは聞いた事が
なかったなぁ。(^-^)

そんなヤンチャなKEIRUがハーネスを付けて、今、山本くんの目となり
心の支えとなって毎日頑張っているんだと思うと、泣けてきます。
KEIRUと出会えて良かったね。
私もそんなKEIRUが大好きです。




わきまえた酔っ払い

11/9up!

山本くんとKEIRUの元に、お酒を飲んで酔ったおじさんが近づいて
きたそうです。
そしてひとこと「さわってもい〜ですかぁ〜?」と言ったそうな。
山本くんは、「すみません、仕事中なので。」と断わりました。
すると、おじさんは「そうだよね〜。仕事中はダメなんだよね〜。
でも、さわりたいんだよな〜。」と何やらブツブツ言っていたそうです。(笑)
ずーっと、ブツブツ言っていたんだそうです。

そのおじさんは、犬が好きなんでしょうね。(^-^)
そして、素面だったら、もしかして「触ってもいいですか?」なんて
聞かないのかもしれないけど、お酒の力で、ついつい口走ってしまったとか?
お酒を飲んでも、わきまえているおじさん。
微笑ましいですネ。(^-^)
無事に帰宅できてればいいのだけど。(笑)




悲しい現実

11/5up!

山本くんと友人とで、集まりをする事になったそうです。
幹事さんが、事前にお店(レストラン)に予約を入れました。
その際に、参加者に盲導犬連れがいる事を、お店側に言った所、
断わられてしまったそうです。それも一軒ではなかったとか・・・。

以前、他の盲導犬ユーザーが、宿泊の申し込みをする際に、
盲導犬連れだと言ったら、同様に断わられまくったという話を聞いた事が
ありました。

悲しいけど、これが盲導犬を取り巻く現実の様です・・・。

では、どうしたらいいのでしょうか?
一つの方法としては、予約を入れる際に、盲導犬ユーザーであることを
言わないでもいいのでは?という考え方があると思います。
ほとんどのお店は、ユーザーと犬を目のあたりにすると、断わらない(断わ
れない?)ケースがほとんどなので、行ってしまえば何とかなるのでは?と
考えるものです。
でも、これは、ユーザーの気持ちとしては、イヤなのだろうなぁ・・・。と
思います。
多分、ユーザーとしては、盲導犬を連れて行く事をわかって受け入れて
もらった方が安心でしょうし、正々堂々(語弊があるかもしれませんが)と
していたいのではないでしょうか?
また、多人数で集う際には、予約は不可欠です。
盲導犬と特に言わないでの予約の上、集まってみたら、盲導犬のために
断られる様な事があっては、みんなが途方に暮れる事になりますものね。
ユーザーが、ますます肩身の狭い思いをすることにもなり兼ねません。

一番望ましいのは、本当は言わないで予約してもいいけれど、
ユーザーのマナーとして、ひとこと伝える。というお店とユーザーの関係が
成り立っていけることでしょうか。
KEIRUと一緒に行ったレストランでは、最初に行った時は、ちょっと渋い顔を
していたお店の人が、何度か通ううちに盲導犬の事を理解してくださって、
快く迎えてくださる様になっている所が数多くあります。
断るレストランの人たちは、知らないのが一番の原因なのでしょう。

みなさんはどう思われますか?
予約の際には、言うべきだと思いますか、言わなくてもいいと思いますか?




何言ってんの〜!?

11/3up!

山本くんとオレゴンの話などをしているうちに、英会話の話になりました。
私も彼も英会話は苦手です。
苦手ながらも、私の経験で、「もっとゆっくり話して下さいませんか?」という
英語を話した事で、案外、流れが良くなるもんだよ。と話したりしていました。
「Could you〜?」とか「Would you〜?」「〜,please.」など、
覚えておくと便利なフレーズの話をしていました。
でもまあ、私と山本くんの事ですから、そんなに詳しい内容になる訳でもなく
その話は終わりました。

しばらくして、KEIRUのご飯の時間が近づいて来ました。
KEIRUはいつもの様に大暴れで喜んでいます。
すると、山本くんは怖い顔をして、KEIRUを叱りました。
「プリーズ!!」と。
KEIRUは、唖然としています。
「どうぞ!」と怖い顔をして言われたってねぇ・・・。(^_^;)
どうやら、山本くんは「ダウン!(伏せ!)」と言いたかったらしいです。(笑)
次の瞬間、その事に気付いて大笑いでした。

そして、開き直った山本くんは、ご飯を「食べてよし!」の言葉を
いつもの「オーケー!」から、「プリーズ!」に変えて言ってみました。
『ご飯だ、ご飯だ、わーーーーい!』と浮かれていたKEIRUが、
またしても固まりました。
あれだけ楽しみにしていたご飯を目の前にして固まるKEIRUに笑えました。
ちゃんと言葉を聞き分けているんだなぁと感心しながらも、「やっぱ、ダメだな。」と
大笑いで終わりました。




はさまれちゃった〜!

10/22up!

KEIRUに苦手なものが浮上してきました。
それは、『回転自動ドア』です。

山本くんとKEIRUは、初めて回転自動ドアに挑戦しようとしました。
実を言うと、その時点では、自動だとは思っていませんでした。
(私も気付いていませんでした。)
「このドアーは自動です〜。」なんてアナウンスがある訳ではないので、
手動式の回転ドアとの区別はつきません。
KEIRUに「ゴー。」と指示を出して入ろうとしますが、KEIRUにとっては
仕組が理解できないらしく、なかなか入ろうとはしません。
でも、山本くんは、一生懸命行こうと促します。
その時です。動けというスイッチが入ってしまったらしく、
ドアが回転しはじめてしまいました。
KEIRUは怖がってドアから出ようとしますが、山本くんは、
ドアが動いてきた事に、まだ気付いていません。
風が強かった事もあって、私の叫びも山本くんの耳には入っていきません。
そして・・・。
山本くんは、ドアに顔をはさまれてしまったのです。(;_;)
KEIRUは無事に脱出できましたが、山本くんは逃げ遅れました。
自動ドアですから、かなり強い力でグイグイ押してきます。
顔を抜くのも、大変でした。
かなり怖かったです。私は泣きそうでした。(;_;)
幸い、怪我はありませんでしたので、ホッとしましたが、『回転自動ドア』って
いったい何だろうと思わずにはいられませんでした。

前から思ってはいたのですが、回転ドアはともかく、回転自動ドアって
便利なんでしょうか?
以前、某デパートが大幅に改装して、回転自動ドアを設置しました。
それは、常に動いているタイプなので、自動だとはすぐにわかるものでした。
スペース的にも、かなり大きく占めています。
でも、案外利用されていないんですよね・・・。
お客様たちは、隣の自動ドアを利用しても、その回転ドアを利用しようとは
思わない様です。
年配の方にしても、せかされるのがイヤな様子で、敬遠してしまっています。
だったら、何故作るの?

これから、高齢化が進みます。
もっと、ひとに優しいものを考えても良さそうだと思いました。
それとも、回転自動ドアが嫌いなのは、私だけでしょうか?




飼育奉仕者さん

10/19up!

飼育奉仕者さんの居所を教えてもらえないのは何故?と以前書きました。
ユーザーが知りたいと思っているのに、教えてくれないなんて!と、
やや興奮モードで書きました。(笑)

あれから、いろいろな方(アイメイト・ユーザーを含む)に、ご意見を
伺って、なんとなくわかって来ましたので、ここで書く事にします。

簡単に言えば、お互いが負担になる場合があるとの事でした。
それぞれが良識を持って、付き合えればいいのですが、そうでない場合も
あるそうなのです。
飼育奉仕者さんに、電話攻めにしてしまうユーザーがいたり、
ユーザーに、犬の飼い方などで注文をつける飼育奉仕者さんがいたり。
しょっちゅう会いにくる飼育奉仕者さんも、中にはいらっしゃるのだそうです。
そうなったら、知らなかった時の方が良かったって思うかもしれませんね。

ただ、良識のない人ばかりではなく、うまくやっていける人の方が
本当は多いのだとも思います。
なのに、盲導犬の事に限らず、世の中のしくみには、そういう事が多い
ですよね。
守れない人のために、禁止事項ばかりが増えていくの・・・。




アイメイト・デー<その3>

10/13up!

今回のアイメイト・デーのもう一つの楽しみに、ネット友達との
初対面がありました。
本当の事を言えば、セミナーよりも、そちらの方が楽しみでした。(笑)

セミナーの最中は、あまりお話もできませんでしたので、終わってから
お茶でもしようという事になりました。
写真館で、ご紹介した通り、「セレスちゃんペア」「フィジーちゃんペア」
「レベッカちゃんペア」「KEIRUペア」と私の合計5人と4頭です。(^-^)
こんなに大所帯の移動は初めてでした。(笑)
それぞれが、それぞれの個性で歩いていて、見ていると楽しくなります。
似た者どうしペアなんだな・・・。と微笑んでしまいます。
急に雷が鳴り出しました。私たちはペースを上げて歩きました。
けっこう早く歩いても問題なしです。さすが、アイメイトですね。
白杖だったら、とてもこうは行かないでしょう。

山本くんが、昔、通ったという喫茶店に到着しました。
あまりに昔の事なので、「行こう!」なんて言ったものの、お店がなかったら
どうしよう・・・という心配もなんとか消えました。
お店はかなり狭いです。最初に案内されたのは、大きな相席用のテーブルで、
真ん中はガラスで仕切られていました。
一番端に座った、ミカンさん(レベッカのママ)と私は、「お〜い!」と
声を掛け合ってしまうくらい離れていました。(笑)
やっとの事で座って、犬も場所を確保した所でしたが、席を変えてもらう
事にしました。4人掛けテーブルにアイメイトペアたちが座り、私がお誕生日席に
座りました。
犬たちもなんとか場所を確保できました。

さて、いよいよアイメイト座談会の開始です。(^-^)
山本くん以外のユーザーの話を聞けるのは初めてでしたので、とても興味が
ありました。
話は尽きません。ワンツーの事、ドッグフードの事・・・などなど、それぞれが
抱えた悩みがありました。
やはり、同じアイメイトでも、生活環境や習慣、行動範囲などに合わせるために
それぞれのユーザーが頑張らなくてはやって行けないのだと知りました。
盲導犬ってのは、安易に手に入れられないものなのですね。
今回集まったみんなは、とても常識がある方々でしたが、そうでない方も
いらっしゃるらしく、問題が起きている事も知りました。
アイメイトの犬たちがプライドを持っている様に、ユーザー側のプライドが
絶対的な条件なのだと思いました。

喫茶店の中では、他のお客様たちが、アイメイトを見てにこにこしています。
話かけてくる方もいらっしゃいました。
「2匹もいるの?」って。(^-^)
ですから、「いいえ、4匹ですよ。」と答えると、下を覗き込んで、
「あっ、ほんとだ〜!」とかなり驚かれていました。
驚くのも無理ありませんよね。
犬の姿を見ない限り、そこに犬がいるなんて、わからないくらいおとなしく
しているのですからね。(^-^)

雨も止み、外は真っ暗、かなり長い間話しこんでいました。
そろそろ、このお店も閉店みたいなので、出る事になりました。
全員が新宿方向ですので、バスに乗りました。
次々に乗ってくるアイメイトたちに、乗客たちはビックリしています。(^-^)
まるで「どっきりカメラ」です。(笑)

バスから降りて、新宿の人混みを4頭が行きます。
KEIRUは、4頭の一番先頭に行きたいらしく、後ろからグイグイと
進んできます。フィーちゃんは、ママの号令があると、いきない張り切って
とてつもなくパワーを発揮します。(笑)
レベッカちゃんは、遅れもせず、かと行って、前へは出ません。
セレちゃんは、ゆっくり歩くのが好きみたいで、後から見守っている
お母さんの様です。
あまりに楽しくて、別れるのが名残惜しかったです。
また遊んでもらえるかな・・・。(*^-^*)




アイメイト・デー<その2>

10/12up!

20〜30頭くらいのアイメイトが勢ぞろいしたでしょうか。(^-^)
同じ協会の犬と言えども、いろいろです。
外見で言えば、毛足の長いタイプ。短いタイプ。大きい子、小さい子。
ぽっちゃりした子、スマートな子、足の長い子、短い子・・・。
性格的には、落ちついている子。元気な子。甘えん坊な子。神経質そうな子・・・。
元々の性格に加えて、ユーザーとの関係が相まって、ワンコも一層
いろんな子になっていったのでしょうね。
笑ってしまったのが(ゴメンナサイ)、一見怖そうななオジサマが
女の子の可愛いアイメイトを連れていて、その子はレースの衣装を身に
まとっていたりするの。(^-^)
きっと、娘みたいに可愛がっているんだろうなぁ〜。と微笑ましかったのでした。
でも、その子はクンクンと鼻を鳴らしてばかりの甘えん坊になっていました。
セミナー会場は、犬がそんなにたくさん集まっているの?ってくらい静かなので、
一頭のピーピー鳴く声も目立ってしまう程でした。
逆に、アイメイトたちの、静かな所に驚かされてしまった気がしました。

女の子のアイメイトは、やはり可愛いかったです。(^-^)
優しい顔立ちの子が多く、体も小さい子が多いので、いつもKEIRUを見ている
私には、子犬の様に思えてしまいました。
男の子は、堂々と歩いている風で、カッコイイ子が多いし。どちらも選べませんね。(笑)

当日のKEIRUの様子と言いますと、とってもおとなしくしていました。
つい半年前に卒業したばかりなので、訓練士さんたちに会って、緊張でもして
いたのでしょうか?(笑)




アイメイト・デー<その1>

10/11up!

10月10日は、体育の日で、目の愛護デーでもありますが、
アイメイトの日でもあります。(^-^)
今年は、記念行事としてセミナーが開かれました。
山本くんもKEIRUも、はじめての集いです。どんな風に行われるのか
わかりませんでしたが、参加する事にしたと聞き、私も同行させてもらう
事にしました。(^-^)

私個人としては、たくさんのアイメイトと会える!それだけでも
嬉しい事でした。また、インターネットを通じてお名前を存じ上げて
いる方々とお会いできる事もとても楽しみでした。
部外者である私が、こんなに弾んでいていいのかしら?とも思いました。
でも、嬉しい気持ちは隠し切れないほどです。正々堂々と楽しんでしまう
ことにしました。(笑)

また、もう一つ、出来れば知りたい・・・という事に、KEIRUの
生い立ちの事もありました。協会では、普通、飼育奉仕者さんの情報や
パピーの頃の病歴など教えてくれない事になっている様です。
でも、知りたくなるんですよね・・・。
KEIRUが何気なくする癖ひとつにしても、どうして?いつから?などと
知りたい事ばかりです。また、こんなにも素敵なKEIRUに育ててくださった
飼育奉仕者さんに会ってみたいです。お礼も言いたいです。
今回のセミナーは、飼育奉仕者さんも参加されるとの事でしたので、
うまく行ったらわかるかもしれない。KEIRUを熱いまなざしで
見つめる人がいたら、その人は、きっと・・・。
それか、KEIRUが見つけ出してしまうかも・・・。などと密かに
目論んでいたのです。(^_^;)
そして、もしも会えたら・・・と、KEIRUの最近の写真を数枚持って
参加しました。
あくまでも、もしも・・の事で、ダメならば、協会経由でお渡し頂こうと
思っていたのが本当の所でもありました。

ところが、ひょんな事で、簡単にわかってしまったのです。(^-^)v
お父さんがいらしていました。(^-^)
お父さんは、最初、知らないふりを努めようとされていた様ですが、
こちらがわかってしまった事で、観念して(笑)挨拶してくださいました。
KEIRUを見る目つきが、とても優しそうです。
「KEIRU!」とひと言呼んでくださいました。
当のKEIRUは、下ばかり見ていたので気付きませんでしたが、お父さんが
しゃがんで目を会わせると、我に帰ったように喜んで、飛びついていきました。
そして、私たちは写真をお渡しして、「ありがとうございました。」と
言う事ができました。
KEIRUは、歯が悪くて手術をした事があったそうです。また、今、外耳炎だと
話すと、昔から悪かったとも教えてくださいました。
やっと胸の奥につかえていたものが通った様な気分です。
お父さんは、とても優しそうな方でした。KEIRUは、いつもあの笑顔に
励まされたり、諭されたりして大きくなったのですね。
しかも、お父さんの住む家は、山本くんの家と桃家との中間あたりでした。
こんなにも近くで育っていたとは!
もう、言葉にならない程嬉しい事でした。

ラッキーにも、お父さんと再開できたKEIRUと山本くんは、いいのですが、
ユーザーのほとんどは、知らないで過ごしています。
ユーザーが飼育奉仕者さんの事を知るのは、悪い事なのでしょうか?
素人考えで、勝手な事は言えませんが、ユーザーは知りたくて仕方なく
過ごしていると思います。
ベターな方向に改善される事をのぞんで止みません。

そして、こちらも全くの偶然ですが、桃家がとっている新聞屋さんも
飼育奉仕者さんだったのです。
今度、聞いてみよっと。(*^_^*)




いつもの・・・

10/9up!

山本くんとKEIRUがよく行くという、コーヒーショップに連れて行って
もらいました。(^-^)
山本くんの話では、その店の前を通るとKEIRUは、ひゅいっとドアに入って
行こうとしてしまうそうです。(笑)
なので、その店に入らない時には、そこの前を通らない様にするという
変な習慣が出来てしまっているんです・・・。(^_^;)

今回は、山本くんの言う、「ひゅいっ」が見られるとあって、
私はとても楽しみでした。(^-^)

KEIRUはいつもの様にシッポをぶんぶんしながら陽気に歩いています。
さて、店の前にやってきました。入り口が道路に面していました。
KEIRUは、まさに「ひゅいっ」っと入り口に向かいます。
山本くんの説明通りでした。おかしかったです。(^-^)
「カランカラン」とカウベルの音をさせながら、ドアを開けます。
すると、真正面に、店のオーナーの女性が立っていました。
「いらっしゃいませ〜。いつもの席が空いてますよ。」と暖かく
迎えられました。
ご案内を聞き終える前に、KEIRUの足はドアのすぐ隣の席に向かっていました。
イスの上に鼻をのっけて、「ここ!」と示しています。
「そっか。ここが、いつもの席なんだ〜。」と私。(^-^)

KEIRUは一度行った店や場所を覚えている事が多いので、同じお店に
行った時には、前に座った場所に案内する事が比較的多い様な気がします。
あと、案内しやすい場所だから、どうしても行ってしまうという事も
考えられますね。
以前、モスバーガーに行った時にも、いつもの席に案内してくれました。
でも、そこは他のお客様が既に座られているテーブルの席だったのです。(^_^;)
いくらKEIRUでも、空いているテーブルの席との区別は難しいんでしょうね。
盲導犬歴半年のKEIRUくん。これからもエピソードは尽きないでしょうね。
がんばれ、KEIRU!p(^o^)q




びっくりすると思わない?

10/6up!

前回に続いて『びっくり』をテーマにお贈りします。(^-^)
伝言板(ひとことボード)で、盲導犬連れの方へのサポートについて
話題になっていますので、私の気付いた事を書いてみますね。

私は、KEIRUが来る前、そして来たばかりの頃と、ずーっと山本くんの
介添えをしてる事もあり、どんな時に山本くんとKEIRUが困っているのかが、
大体わかります。
ですから、逆に、困らなさそうな時は、山本くんとKEIRUだけで歩いて
もらう様にしますし、KEIRUの訓練をさせたい時も、わざと遠くで見守って
いたりします。全く違う方向に行ってしまったり、他の方に迷惑のかからない
限りは、ただただ見守っています。

そんな時は、どうしても山本くんとKEIRUがウロウロしてしまう事が
多くなりますので、周囲の方々は心配になってしまう様です。
それは、無理もない事ですよね。
そして、さらに、親切な方が助けようとします。
それが問題なのです。
とてもありがたい事なのですが、方法を誤っている方ばかりなのです。
声をかける前に、山本くんの腕をギュッと掴んだり、ハーネスをひっぱったり
してしまうのです・・・。
声をかける側は、周りの状況がわかっていらっしゃいますが、掴まれた側は
思ってもいない時に、突然、見ず知らずの方に腕を取られるのです。
もし、私だったら、「ギャッ!」と言ってしまいそうです。(^_^;)
これは、盲導犬連れでなく、白杖使用者も同じ驚きを持つと思います。
想像ですが、視覚障害者の方々は、そんなサポートのされ方を、不快に
思っても、善意でして下さる事だから・・・と心の中に押し殺しているのでは
ないでしょうか?
だとしたら、精神衛生上、ちっとも良くありませんね。

せっかくの優しい気持ちが、相手に伝わらないのでは寂しいです。
どうしたらいいのでしょう?
難しく考える事はないと私は思います。
まずは、困ってると思われる人をよ〜く観察し、やはり助けを求めていると
思われたなら、声をかければいいのです。
「何かお困りですか?」と。
あとは、相手の指示に従うだけです。
聴覚障害だと、声は役にたちません。ですから、その事に気付いたなら
また別の方法を捜せば良いのです。

時々、電車の中で席を譲られたお年寄りが、「まだ、年寄りじゃない〜」と
つっぱねている所を見かけたりします。
せっかくの好意を無にされた側の気持ちもわかりますし、がんばっている
お年寄りの気持ちも汲んであげたいです。
そういう時に、いつも思う事は、断わられたとしても、「そうか、必要
なかったのね。」と素直に受けとめよう。また、私が年を取った時に、
譲ってくださる方がいたら、喜んで譲ってもらおうと。

一般的な『ボランティア』っていう言葉、仰々しくてあまり好きでは
ありません。
困っていたら、助けるだけ。
私も困っていたら、助けてもらう。
人と人とのやり取りの、ほんの一部に過ぎないので、何も名前をつけて
する必要はないと思うからです。




オヤジギャグにオヤジびっくり?

10/4up!

いつもの様に、近所を歩いていたら、歩道に頭を突っ込んで停めてある
車がありました。
車の持ち主は、年配の男性(オヤジ)で、歩道の横にある電話ボックスで
電話をしていました。
KEIRUは、車の前で止りました。歩道を遮って停めてあるのですから、
山本くんをエスコートして行こうったって、ぶつからないで行ける自信が
なかったのでしょう。
私たちは、KEIRUが動かないので、ジーっと待っていました。
すると、電話を終えたオヤジが出てきました。
私は「あ〜あ、車が邪魔してるねぇ〜。」と聞こえる様に言って
みました。オヤジに聞こえたのかどうか、わかりません。(笑)
すると、今度は山本くんが言いました。「歩道に駐車すると
補導されるよ。」って・・・。(^_^;)
そしたら、オヤジが「えっ?」と言ったのです。
聞こえてしまったみたいです。山本くんと私はクスッと笑いました。
オヤジったら、もう焦々モードです。
慌てて車に乗り込み、慌てて逃げて行きました。

車道に邪魔だからって、歩道に駐車したら、歩行者の邪魔になるんだよ。
オヤジ・・・わかってくれたのだろうか?
それとも、また、どこかで同じ過ちを繰り返してしまうのだろうか?
オヤジだなんて呼びたくないけど、そんな人は、いつまでたっても
オヤジとしか呼べない・・・。




バイバイKEIRU!

10/1up!

山本くんと、山本くんのお友達と3人で食事をしました。(^^)
KEIRUのご飯はお預けだったのに、レストランでも喫茶店でも
KEIRUはずーっとおとなしくしていました。
お陰で、KEIRUの事で心配する事もなく、人間3人は美味しく楽しく
ご飯を済ませる事ができました。

そして、夜も深まってきました。
お開きにして、別れる時がやってきました。
山本くんと私は同じ沿線なので、先にお友達とお別れです。
3人とKEIRUは、お友達の乗る電車のホームまで行きました。
そして、私はKEIRUに向かって「KEIRU、お別れだよ。バイバイしなさい。」と
言いました。そして、山本くんとKEIRUをホームの真ん中に残して、
お友達を案内して電車の入り口まで行きました。
入り口でお友達を見送って、再び山本くんとKEIRUの元へ戻りました。
すると。KEIRUは大喜びして、私にとびついてきたんです!(*^_^*)
私も周囲の人たちもビックリです。
「おお〜!(@o@)」って感じ。(^^)
どうやら、お友達にバイバイしなさいって言ったのが、私もバイバイする
って事だと思ったみたいなのです。
山本くんの話では「KEIRUは二人を見送ってたからなぁ。」って。(^-^)
お別れするもんだと思っていた私が、再び現れたからKEIRUは喜んでくれたので
しょうか?私もとっても嬉しかったです。(*^-^*)

それから、今度は私たちが電車に乗ります。
山本くんちの方が遠いのですが、混んでいるので、各駅停車で帰りました。
けっこう長旅です。(笑)
電車の中では、いつもの様に、山本くんと私の足の下でダウンしています。
レストランやら何やらで、寝すぎたのか、KEIRUは目を開けてあたりを
チラチラ見ている様でした。
でも、おとなしくダウンしています。
また、まわりには暖かな目で見守ってくれる乗客たち。
ホッとする瞬間でもあります。

電車は進み、私の降りる駅が近づいてきました。
こういう形でお別れするのは2回目の事で、以前の時は、私が立ち上がったとたん
KEIRUも自分も降りるのだと思って立ち上がった事がありました。
あまり立ったり座ったりするのは、まわりの方に迷惑でもありますので、
私は少し前に静かに立って、しゃがんでKEIRUに言いました。
頭を少し撫でて「KEIRU、バイバイだよ。またね。」と。
後ろ髪を引かれながらも、ドアから出ました。
ホームに立って、窓から山本くんとKEIRUを見てみました。
すると、KEIRUは、顔を起こして、私の出て行ったドアを見ています。
その後、正面の窓から見ている私に気付きました。
ずーっと見ています。
ホームを背にして座っている男性(KEIRUの正面に座っている)は、
KEIRUが何やら一点を見つめているので、「何を見ているんだろう?」と
後ろを振り向いたくらいです。(笑)
やがて、電車は走りはじめました。KEIRUは私をずーと見ていました。
窓から窓へと見える位置が変わっても、お互いが見えなくなるまで・・・。
ホームに一人取り残された私は、しばし余韻を楽しんでしまいました。(*^-^*)

山本くんちに遊びに行って帰る時に、いつも「KEIRU、バイバイ!」と
声をかけていました。でも、KEIRUは、わかっているのかいないのか?
あまり寂しそうな様子も名残惜しそうな様子も見せずにいましたので、
『KEIRUにとって、私はどーせその程度だわよ〜』と心の中でイジケていた
部分がありました。(笑)
つい先日も、バイバイと言っているのに、KEIRUったら歯磨きボーンに
夢中で、ちっともこちらを向いてくれなかったし・・・。(^_^;)
でも、わかっていたんですね。
「バイバイ」がどういう意味なのか。(^-^)